報道発表
ハース外交問題評議会会長による岸田外務大臣表敬
平成29年6月19日


本19日,午前10時30分から約35分間,岸田文雄外務大臣は,リチャード・ハース外交問題評議会(CFR)会長(Richard N. Haass, President, Council on Foreign Relations)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,岸田大臣から,昨年11月以来の再会を歓迎しつつ,去る土曜日,米海軍艦船とフィリピン船籍商船とが衝突し,米軍乗組員が犠牲となる事故が起きたことにつき,心より哀悼の意を表し,負傷者の方々の一日も早い回復をお祈りする,昨日,ティラソン米国国務長官及びマティス米国国防長官に対し,お悔やみのメッセージをお送りした旨を述べました。その上で,最近の北朝鮮情勢を始めとして地域の安全保障は厳しさを増し,日米の一層の連携が必要である旨述べました。
2 これに対し,ハース会長からは,米海軍艦船とフィリピン船籍商船の衝突事故に関しお悔やみの言葉をいただき感謝する,非常に困難な状況にあるが,日本政府の手厚く寛大な支援に深く感謝すると述べました。その上で,岸田大臣を始めとした日本政府の取組によって日米関係の強化が極めて良好に進められてきたことは素晴らしいことであり,アジア太平洋地域の安全保障状況の変化も踏まえ,今後とも戦略的に日米関係を強固にしていくことが重要である旨述べました。
3 両者は,北朝鮮,中国を含めアジア太平洋地域情勢や日米の安全保障協力等に関して有意義かつ忌憚のない意見交換を行いました。