報道発表

日仏外相電話会談

平成29年5月23日

 本23日,午後5時17分から約15分間,岸田文雄外務大臣はジャン=イヴ・ル・ドリアン・フランス欧州・外務大臣(H.E. Mr. Jean-Yves Le Drian, Minister of Europe and Foreign Affairs of the French Republic)との間で日仏外相電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 岸田大臣から,大臣就任に祝意を伝えるとともに,前国防大臣として3回にわたり日仏外務・防衛閣僚会合においても議論してきたル・ドリアン大臣とお互い外交の責任者として再び一緒に仕事をすることができ大変嬉しい旨述べました。ル・ドリアン大臣からも日本との特別で信頼に基づくパートナーシップを重視しており,ともに平和と安定のために緊密に仕事をしていくことを嬉しく思う等述べました。

2 両大臣は,北朝鮮が強行した5月21日の本年8度目となる弾道ミサイル発射別ウィンドウで開くを踏まえ,国連安保理の場を含め,北朝鮮への圧力を更に強化すべく緊密に連携していくことを確認しました。また,来たるG7サミットにおいて,北朝鮮問題について明確なメッセージを出すべきことでも一致しました。更に,岸田大臣から,安倍政権の最重要課題である拉致問題への協力を依頼し,理解を得ました。

3 この他,両大臣は,かつてなく進んでいる日仏安保防衛協力の更なる強化,日EU経済連携協定(EPA)の早期大枠合意,「ジャポニスム2018」の成功に向けた協力などを通じて,日仏関係を一層発展させていくことで一致しました。

4 最後に,岸田大臣より新たな立場での訪日への期待を述べたところ,ル・ドリアン大臣は,ブルターニュ州議会議長としても防衛大臣としても幾度も訪日しており是非また新たな立場で訪日すること,また近く会合する機会を得ることを楽しみにしていると述べ,会談を終えました。


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