フランス共和国

平成29年5月9日

本9日,午後9時30分から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,エマニュエル・マクロン(Mr. Emmanuel Macron)次期フランス大統領との間で電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 安倍総理大臣からマクロン次期大統領に対し,大統領に選出されたことに対する祝意を表しつつ,日・フランス両国は,普遍的価値を共有する特別なパートナーであり,今後,マクロン次期大統領と緊密に協力していくことを楽しみにしている旨述べました。また,欧州や世界で,内向き志向や保護主義的な動きが広がる中,マクロン次期大統領の勝利は,開かれた社会や自由貿易にとって象徴的な勝利,そしてEUへの揺るぎない信任である旨述べました。
  2. これに対し,マクロン次期大統領から,日本との関係を重視しており,日・フランス関係を更に強化していきたい旨述べました。
  3. また,安倍総理大臣から,日本は,強い欧州を支持しており,今後EUが前進していく上で,マクロン次期大統領が強いリーダーシップを発揮することを期待する旨述べました。更に両者は,保護主義に対抗していく上で,日EU経済連携協定(EPA)の早期の大枠合意達成のため協力していくことで一致しました。
  4. 両者は,北朝鮮の核・弾道ミサイル問題など,アジア太平洋の平和と安定についても,日・フランスの協力を拡げていくことを確認しました。

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