報道発表

薗浦外務副大臣と駐日ASEAN各国大使との意見交換会

平成28年12月20日
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1 本20日,東京において,薗浦健太郎外務副大臣と駐日ASEAN各国大使との意見交換会が行われました。

2 今回の意見交換会は,平成25年12月に日・ASEAN特別首脳会議が開催されてから,本年が3年目の節目に当たることから,同特別首脳会議において安倍晋三内閣総理大臣が発表した諸施策のうち,特に,文化交流分野における我が国の取組みの実績を紹介するとともに,今後,ASEAN各国と一層の連携を図っていくことを目的に行われました。

3 冒頭,薗浦副大臣は,世界経済やアジア地域の政治的枠組みにおけるASEANの重要性を強調すると同時に,我が国として,ASEANの経済統合の実現に尽力していく考えを表明しました。また,安倍総理大臣が日・ASEAN特別首脳会議において発表した「文化のWAプロジェクト」の取組みを紹介しつつ,ASEAN各国からの一層の協力を各大使に要請しました。
 特に,「文化のWAプロジェクト」の取組みに関して,国際交流基金に設けられた諮問委員会のASEAN側委員から,同プロジェクトを評価する共同声明仮訳(PDF)別ウィンドウで開く英文(PDF)別ウィンドウで開く)が発出されていることも紹介されました。

薗浦副大臣挨拶日本語(PDF)別ウィンドウで開く英語(PDF)別ウィンドウで開く

4 これに対し,ASEAN各国の駐日大使等から我が国の取組みに対する活発かつ好意的な意見表明がなされました。ASEAN側を代表して,バンサーン・ブンナーク駐日タイ大使(H.E. Mr. Bansarn Bunnag, Ambassador of the Kingdom of Thailand)は,ASEAN共同体構築に向けた継続的な日本政府の協力に謝意を表するとともに,ASEANと日本との間の人的交流文化交流は相互の信頼のために不可欠であり,「文化のWAプロジェクト」を初めとする多様なイニシアティブに感謝し,同プロジェクトの実施に協力したい旨発言しました。

(参考)「文化のWAプロジェクト」について
(1)文化のWAプロジェクトは,平成25年12月の日・ASEAN特別首脳会議において,安倍総理から発表されました。

(2)本プロジェクトは,国際交流基金アジアセンターが中心となって,「日本語学習支援事業」及び「芸術・文化の双方向交流事業」を二本柱として実施されています。


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