報道発表

国際セミナー「グローバル・エネルギー・アーキテクチャーとアジアへの影響」

平成28年11月25日
滝沢外務大臣政務官のセミナーでの挨拶 滝沢外務大臣政務官のセミナーでの挨拶

1 本25日,東京において,外務省主催で国際セミナー「グローバル・エネルギー・アーキテクチャーとアジアへの影響」を開催し,政府関係者,エネルギー企業関係者,研究者,在京大使館,報道関係者等約110名が参加しました。

2 主催者である外務省を代表し,滝沢求外務大臣政務官は冒頭挨拶において,今日の世界のエネルギー情勢におけるアジアの重要性の高まりに触れた上で,アジアの国々が既存のエネルギー協力のフォーラム・機関に積極的に関与していくとともに,各フォーラム・機関によるアジアとの連携強化の重要性を指摘しました。

3 続いて行われたパネルディスカッションでは,「アジアにおける気候変動を踏まえたエネルギー安全保障強化への影響と今後の展望」及び「世界のエネルギー構造の現状,課題と機会」とのテーマの下,アジアにおけるエネルギー安全保障上の課題やエネルギー・ガバナンスのあり方,及びエネルギー関連国際機関の改革・近代化努力について,活発な議論がなされました。

4 なお,滝沢政務官はこのセミナーの機会を利用し,基調講演を行ったウルバン・ルスナック・エネルギー憲章事務局長(Dr. Urban Rusnák, Secretary General, Energy Charter Secretariat).及び孫賢勝(そん・けんしょう)国際エネルギーフォーラム(IEF)事務局長(Dr. Sun Xiansheng, Secretary General, International Energy Forum),また,シャヒード・アバシ・パキスタン石油天然資源大臣(Mr. Shahid Abbasi, Minister of Petroleum and Natural Resources, the Islamic Republic of Pakistan)と懇談しました。

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像2

(参考)プログラム

14:00-14:05 開会/滝沢求外務大臣政務官
14:05-14:35 基調講演
 ウルバン・ルスナック・エネルギー憲章事務局長
 スン・シアンシェン国際エネルギーフォーラム事務局長
14:35-14:45 休憩
14:45-15:45 セッション1 アジアにおける気候変動を踏まえたエネルギー安全保障強化への影響と今後の展望
 モデレーター:セシリア・タム アジア太平洋エネルギー研究センター顧問
 高橋美佐子 外務省経済局経済安全保障課長
 ハン・ウェンケ 中国国家発展改革委員会エネルギー研究所主任研究員
 プラストーン・シンスックプラスート タイ・エネルギー省エネルギー政策・計画局次長
 ヨンピン・ザイ アジア開発銀行テクニカルアドバイザー(エネルギー)
 渡邉雅夫 三菱商事株式会社理事 中東・中央アジア統括事務所長
15:45-16:40 セッション2 より良い世界のエネルギーの将来に向けたグローバルエネルギーアーキテクチャー/課題と機会
 モデレーター:高橋美佐子 外務省経済局安全保障課長
 クララ・ラフメトワ エネルギー憲章 貿易・通過会合議長
 吉田綾 国際エネルギー機関アジア太平洋パートナーシップ課長
 ヘニング・ウースター 国際再生可能エネルギー機関知識・政策ファイナンス局長
16:40-16:45 全体総括・閉会
 兒玉和夫 欧州連合日本政府代表部特命全権大使・エネルギー憲章会議副議長

報道発表へ戻る