報道発表
国際セミナー「グローバル・エネルギー・アーキテクチャーとアジアへの影響」
1 本25日,東京において,外務省主催で国際セミナー「グローバル・エネルギー・アーキテクチャーとアジアへの影響」を開催し,政府関係者,エネルギー企業関係者,研究者,在京大使館,報道関係者等約110名が参加しました。
2 主催者である外務省を代表し,滝沢求外務大臣政務官は冒頭挨拶において,今日の世界のエネルギー情勢におけるアジアの重要性の高まりに触れた上で,アジアの国々が既存のエネルギー協力のフォーラム・機関に積極的に関与していくとともに,各フォーラム・機関によるアジアとの連携強化の重要性を指摘しました。
3 続いて行われたパネルディスカッションでは,「アジアにおける気候変動を踏まえたエネルギー安全保障強化への影響と今後の展望」及び「世界のエネルギー構造の現状,課題と機会」とのテーマの下,アジアにおけるエネルギー安全保障上の課題やエネルギー・ガバナンスのあり方,及びエネルギー関連国際機関の改革・近代化努力について,活発な議論がなされました。
4 なお,滝沢政務官はこのセミナーの機会を利用し,基調講演を行ったウルバン・ルスナック・エネルギー憲章事務局長(Dr. Urban Rusnák, Secretary General, Energy Charter Secretariat).及び孫賢勝(そん・けんしょう)国際エネルギーフォーラム(IEF)事務局長(Dr. Sun Xiansheng, Secretary General, International Energy Forum),また,シャヒード・アバシ・パキスタン石油天然資源大臣(Mr. Shahid Abbasi, Minister of Petroleum and Natural Resources, the Islamic Republic of Pakistan)と懇談しました。
(参考)プログラム
14:00-14:05 | 開会/滝沢求外務大臣政務官 | |
14:05-14:35 | 基調講演 | |
ウルバン・ルスナック・エネルギー憲章事務局長 | ||
スン・シアンシェン国際エネルギーフォーラム事務局長 | ||
14:35-14:45 | 休憩 | |
14:45-15:45 | セッション1 アジアにおける気候変動を踏まえたエネルギー安全保障強化への影響と今後の展望 | |
モデレーター:セシリア・タム アジア太平洋エネルギー研究センター顧問 | ||
高橋美佐子 外務省経済局経済安全保障課長 | ||
ハン・ウェンケ 中国国家発展改革委員会エネルギー研究所主任研究員 | ||
プラストーン・シンスックプラスート タイ・エネルギー省エネルギー政策・計画局次長 | ||
ヨンピン・ザイ アジア開発銀行テクニカルアドバイザー(エネルギー) | ||
渡邉雅夫 三菱商事株式会社理事 中東・中央アジア統括事務所長 | ||
15:45-16:40 | セッション2 より良い世界のエネルギーの将来に向けたグローバルエネルギーアーキテクチャー/課題と機会 | |
モデレーター:高橋美佐子 外務省経済局安全保障課長 | ||
クララ・ラフメトワ エネルギー憲章 貿易・通過会合議長 | ||
吉田綾 国際エネルギー機関アジア太平洋パートナーシップ課長 | ||
ヘニング・ウースター 国際再生可能エネルギー機関知識・政策ファイナンス局長 | ||
16:40-16:45 | 全体総括・閉会 | |
兒玉和夫 欧州連合日本政府代表部特命全権大使・エネルギー憲章会議副議長 |