報道発表

エネルギー憲章会議第27回会合の開催

平成28年11月21日
  1. 11月25日から26日まで,外務省は,東京において,エネルギー憲章会議第27回会合を開催します。
  2. 本年,我が国は東アジア初となるエネルギー憲章会議の議長国に就任し,今般,東京にて第27回会合を主催することとなりました。この会合では,エネルギー憲章プロセスが気候変動対策や持続可能な開発といったグローバルなエネルギーの主要課題にいかなる貢献ができるかについて,議論を行う予定です。
  3. 25日夜には,岸田文雄外務大臣の主催の歓迎レセプションにおいて,エネルギー憲章プロセスの近代化を支持する政治宣言である国際エネルギー憲章の署名式が行われる予定です。また,26日には,閣僚会合が開催され,薗浦健太郎外務副大臣が日本政府代表として出席する予定です。
  4. さらに,25日にアウトリーチ・サイドイベントとして開催される「アジア・エネルギー安全保障セミナー」では,グローバル・エネルギー・アーキテクチャーとアジアへの影響をテーマとして,滝沢求外務大臣政務官の出席の下,アジアにおける気候変動への対応を踏まえたエネルギー安全保障強化への影響と今後の展望等について議論を行う予定です。
(参考1)エネルギー憲章会議とエネルギー憲章条約(ECT)

 エネルギー憲章会議は,エネルギー憲章条約(ECT)の最高意思決定機関で,毎年開催。ECTは,1991年のソ連崩壊に伴い,エネルギー分野の市場原理に基づく改革促進,良好な貿易及び投資環境の促進等を宣言する「欧州エネルギー憲章」(政治宣言)を基に,エネルギー原料・産品の貿易・通過の自由化,投資の保護・自由化を目的に1994年に作成,1998年に発効した条約(注:我が国は1995年に署名,2002年受諾)。2015年5月には,上述の欧州エネルギー憲章を近代化するための新たな政治宣言「国際エネルギー憲章」が署名された。

(参考2)プログラム(予定)

【11月25日(金曜日)】

14時00分~16時45分  アウトリーチ・サイドイベント「グローバル・エネルギー・アーキテクチャーとアジアへの影響」
14時00分~14時05分  開会挨拶:滝沢求外務大臣政務官
14時05分~14時20分  基調講演:ウルバン・ルスナック・エネルギー憲章事務局長
14時20分~14時35分  基調講演:スン・シアンシェン国際エネルギーフォーラム事務局長
14時45分~15時45分  セッション1:パネルディスカッション「アジアにおける気候変動を踏まえたエネルギー安全保障強化の影響と今後の展望」
15時45分~16時40分  セッション2:パネルディスカッション「より良い世界のエネルギーの将来に向けたグローバル・エネルギー・アーキテクチャー,課題と機会」
16時40分~16時45分  全体総括・閉会
17時45分~19時00分  外務大臣主催歓迎レセプション
18時23分  国際エネルギー憲章署名式
   岸田文雄外務大臣挨拶

【11月26日(土曜日)】

09時00分~15時00分  閣僚会合
09時15分~10時00分  開会
   開会挨拶 薗浦健太郎外務副大臣
10時30分~11時40分  全体会合1「エネルギー憲章プロセスは気候変動対策や持続可能な開発(含:エネルギーアクセス)に如何なる貢献ができるか」
11時40分~12時00分  記念撮影
14時00分~15時20分  全体会合2「グローバルなエネルギーの主要課題(特にアジア新興国やアフリカ諸国の視点)にエネルギー憲章プロセスが果たしうる役割・可能性」
15時20分~15時30分  閉会

報道発表へ戻る