報道発表

日・セネガル外相会談及びワーキング・ランチ

平成28年8月5日
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 本5日,午後0時30分頃から約1時間30分間,岸田文雄外務大臣は,飯倉公館において,外務省賓客として訪日中のマンクール・ンジャイ・セネガル共和国外務・在外セネガル人大臣(H.E.Mr.Mankeur Ndiaye, Minister for Foreign Affairs and Senegalese Abroad of the Republic of Senegal)との外相会談及びワーキング・ランチを行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,この機会に,両大臣間で,無償資金協力「経済社会開発計画」(供与額2億円)に係る交換公文の署名が行われました。

1 冒頭
 岸田大臣から,先週ニューヨークでの「アフリカの平和構築」に関する国連安保理公開討論へのンジャイ外務・在外セネガル人大臣の出席に謝意を表明しつつ,日本とセネガルは多くの価値を共有するパートナーである旨述べました。
 ンジャイ外務・在外セネガル人大臣からは,今次訪日招待に対する謝意が示されるとともに,アフリカの平和構築に関する日本のイニシアティブは全てのアフリカの国に感謝されている旨述べました。

2 TICAD VI,日・セネガル関係
 ンジャイ外務・在外セネガル人大臣から,8月末の第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)について,サル大統領が参加する旨伝達しつつ,アフリカと日本との関係強化の好機となる旨述べました。
 岸田大臣から,セネガルの成長加速に向け,TICAD産業人材育成センターに指定されたセネガル日本職業訓練センターの能力強化や,ABEイニシアティブ等を通じた協力を実施していく旨述べました。また,G7伊勢志摩サミットで重視されたユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)(PDF)別ウィンドウで開くにつき,セネガルにおける様々な取組をモデルとしていきたい旨述べました。
 ンジャイ外務・在外セネガル人大臣から,日本のTICADの取組は他国の先駆けとなるものであったとの考えを示しつつ,今回アフリカで開催されることに敬意を表したい旨述べました。また,日本企業によるセネガルを始めとするアフリカへの投資に対する期待が示されました。

3 国際場裡における協力
 両大臣は,両国が現在共に国連安保理非常任理事国を務めていることも踏まえつつ,国際社会の平和と安定のための取組,国連安保理改革等を始めとする国際場裡における協力を進めていくことで一致しました。

(参考)アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABEイニシアティブ)
 2013年6月のTICAD Vにおいて表明した,アフリカの優秀な若者を5年間で1,000人招聘し,日本の大学への留学と日本企業でのインターン経験の機会を提供するプログラム(PDF)別ウィンドウで開く


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