報道発表

タイに対する円借款の供与(事前通報)

平成28年7月26日

1 本26日(現地時間同日),ラオスの首都ビエンチャンにおいて実施された日・タイ外相会談において,対タイ円借款「バンコク大量輸送網整備計画(レッドライン)(第三期)」の供与(供与限度額1,668億6,000万円)に関する事前通報を行いました。今回の事前通報を受けて,今後,我が国とタイ政府との間で,円借款の供与に関する交換公文を締結する予定です。

2 案件の概要及び供与条件

(1)案件概要

「バンコク大量輸送網整備計画(レッドライン)(第三期)」位置図(PDF)別ウィンドウで開く
 本計画は,バンコク首都圏において,大量輸送システムを整備することにより,増加するバンコクの輸送需要への対応と、交通渋滞の緩和及び大気汚染の改善を図り,もって地域経済の発展及び都市環境の改善に寄与するものです。今回は第三期として,全体の供与額の一部を供与します。

(2)供与条件

(ア)金利年0.3%(優先条件(環境・気候変動)を適用。但し,コンサルタント部分は0.01%)
(イ)償還期間15年(5年の据置期間を含む。)
(ウ)調達条件一般アンタイド

(参考)タイ王国基礎データ
 タイは,面積約51.4万平方キロメートル(日本の約1.4倍),人口6,773万人(2014年),人口1人あたりの国民総所得(GNI)は5,780米ドル(2014年,世界銀行)。


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