タイ王国

平成28年7月26日
本26日,ASEAN関連外相会議出席のためラオスを訪問中の岸田文雄外務大臣は,タイ王国のドーン・ポラマットウィナイ(H.E. Mr. Don Pramudwinai)外務大臣(Minister of Foreign Affairs of the Kingdom of Thailand)と外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,岸田大臣から,5月には念願のタイ訪問が実現できたが,タイ訪問時に頂いた暖かい歓迎に改めて感謝,引き続きドーン外務大臣と力をあわせて両国関係の発展のため力を尽くしたい旨述べました。これを受け,ドーン大臣から,岸田大臣がタイ訪問にご満足されたことを望んでいる,滞在中に岸田大臣がチュラロンコン大学で行った連結性強化に関する政策スピーチは大きな影響を与えており,このスピーチを契機として,タイと近隣国は日本との3か国協力の可能性に関し議論を進めている旨の発言がありました。

2 岸田大臣から,バンコク大量輸送網整備計画(レッドライン)(第三期)について,約1,700億円の供与を決定した旨伝達し,渋滞緩和と大気汚染の改善を期待する旨述べたところ,ドーン大臣から謝意表明がありました。

3 岸田大臣から,8月7日に行われる,新憲法草案の可否を問う国民投票が行われるが,タイの民政復帰への重要な一歩となることを期待する旨述べました。

4 南シナ海,北朝鮮問題などの地域・国際場裡の課題についても,率直な意見交換を行いました。

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