報道発表

日・バングラデシュ外相電話会談

平成28年7月2日

 本2日午後3時25分から15分間,岸田文雄外務大臣は,アブル・ハッサン・マームード・アリ・バングラデシュ外務大臣(H.E. Mr.Abul Hassan, Mahmood Ali, Foreign Minister)と電話会談を行ったところ,概要次のとおり。

1 岸田外務大臣から,以下を述べた。

(1)先ほど行われた電話首脳会談に続き,自分からもアリ外務大臣に直接一言申し上げたい,人命に配慮しつつオペレーションをされたとのことだが,犠牲者が発生したことは残念である。既に救出された1名については、貴国の対応と情報提供に感謝するが,治療や帰国等において貴国の最大限の支援を頂きたい。

(2)それ以外の7名の邦人の安否を含め事実関係の情報を提供いただきたい。被害者の確認のために貴国と我が方大使館とで協働作業をしたい。我が国から,事案対処のため,木原誠二外務副大臣とテロ対策ユニットを派遣するので,最大限支援と協力を得たい。

(3)貴国には多数の邦人が在留しており,引き続き邦人の安全に万全を尽くして頂きたい。

(4)このような非道卑劣な行為はいかなる理由でも許されず,我が国は断固として非難する。この困難な時に,貴国への連帯を表明する。引き続き国際社会と連携し,貴政府の対応を最大限支援する。

2 アリ外務大臣から以下を述べた。

(1)本件事件への対処のため,最大限,絶対的な協力を行う。木原副大臣やテロ対策チームに対しても最大限の協力を行う。

(2)数時間後にブリーフィングを行い,全体像を可能な限り明らかにしたい。

(3)バングラデシュ国内では,少数派に対する攻撃を防ぐべく,数千人の逮捕を行うなど安全対策を強化してきている。邦人の安全確保に万全を尽くすために,最大限の取り組みを行う。


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