報道発表
炭素市場プラットフォーム第1回戦略対話の開催
平成28年5月31日
1 6月16日から17日まで,東京において,外務省,経済産業省及び環境省の共催により,炭素市場プラットフォーム第1回戦略対話が開催されます。
2 この会合は,低炭素成長の機会への投資にインセンティブを与えるため,世界経済全体に炭素市場ベースの手法や規制手法などを含む効果的な政策と行動を適用するという昨年のエルマウ・サミット首脳宣言の目標を具体化する取組であり,本年の伊勢志摩サミット首脳宣言でもこの会合の開催が歓迎されています。
3 この会合においては,本年及び昨年のG7議長国である我が国とドイツが共同議長を務め,G7各国に加えて,炭素市場の活用に取り組んでいる約10の国及び国際機関から高級実務担当者が出席する予定です。参加者はパリ協定の下での炭素市場の発展等について,非公式かつ自由な意見交換を行う予定です。
(参考1)G7エルマウ・サミット首脳宣言(仮訳)抜粋(PDF)
低炭素成長の機会への投資にインセンティブを与えるため、我々は、世界経済全体に炭素市場ベースの手法や規制手法などを含む効果的な政策と行動を適用するとの長期的な目標にコミットし、他国に対して、我々に加わるよう要請する。我々は、世界銀行を含む関連するパートナーとの緊密な協力の下、自主的参加に基づく、これらに関する戦略的な対話の場を設立することにコミットする。
(参考2)G7伊勢志摩サミット首脳宣言(仮訳)抜粋(PDF)
我々は,国内政策及びカーボン・プライシング(炭素の価格付け)などの手段を含めた,排出削減活動へのインセンティブの提供の重要な役割を認識する。我々は,炭素市場プラットフォームの設立及び東京で開催予定のその最初の戦略的対話を歓迎する。