報道発表

「中央アジア+日本」対話・第11回高級実務者会合(結果)

平成28年3月25日

 本25日,東京において,「中央アジア+日本」対話・第11回高級実務者会合(SOM)が開催されたところ,概要は以下のとおりです。

1 今回のSOMでは,前回のSOM及び本年実施された「中央アジア+日本」対話・第3回専門家会合及び同対話・第8回東京対話における議論を踏まえ,本年にトルクメニスタンで行われる予定の次回外相会合に向けた準備を進めるため,運輸・物流分野に関する実践的協力の推進,安全保障・貿易投資・開発・人的文化的協力といった第6回外相会合の各議題に関する意見交換,『中央アジア+日本』対話の今後の進め方について意見交換を行いました。

2 運輸・物流分野に関する実践的協力の推進については,専門家会合及び東京対話の結果を踏まえた具体的協力の方向性に関する提案を中央アジア各国より受け,今後関係機関とともに検討することで一致しました。

3 第6回外相会合の各議題に関する意見交換については,前回SOMでの議論を踏まえつつ,同外相会合において議論すべき事項の絞り込みや,目指すべき成果のイメージについて議論しました。

4 「中央アジア+日本」対話の今後の進め方については,本年に開催予定の次回外相会合に向けた準備につき活発な意見交換が行われ,タジキスタンが次期議長国となることで一致しました。

(参考1)「中央アジア+日本」対話
 2004年8月,日本と中央アジア諸国の対話・協力の枠組みとして「中央アジア+日本」対話が発足。日本は,中央アジアが,開かれ安定した地域として発展していくために,域内国が共通の課題に共同で対処することが不可欠であるとの考えから,同対話を通じて中央アジアの地域協力を後押ししてきた。同対話の枠組みでこれまでに外相会合を5回,高級実務者会合(SOM)を10回,知的対話(東京対話)を8回開催。

(参考2)中央アジア5か国の参加者 

  • トルクメニスタン(議長国)ヴェパ・ハジエフ外務次官
    H.E. Mr. Vepa HAJIYEV, Deputy Minister of Foreign Affairs of Turkmenistan
  • カザフスタン アクルベク・カマルディノフ外務次官
    H.E. Mr. Akylbek KAMALDINOV, Deputy Minister of Foreign Affairs of the Republic of Kazakhstan
  • キルギス ディナーラ・ケメロヴァ外務第一次官
    H.E. Ms. Dinara KEMEROVA, First Deputy Minister of Foreign Affairs of Kyrgyz Republic
  • タジキスタン ニゾーミッディン・ゾヒーディー外務第一次官
    H.E. Mr. Nizomiddin ZOHIDI, First Deputy Minister of Foreign Affairs of the Republic of Tajikistan
  • ウズベキスタン ガイラト・ファジロフ外務次官
    H.E. Mr. Gayrat FAZILOV, Deputy Minister of Foreign Affairs of the Republic of Uzbekistan

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