報道発表

「中央アジア+日本」対話・第10回高級実務者会合(結果)

平成27年11月25日

11月24日(現地時間同日),トルクメニスタンのアシガバットにおいて,「中央アジア+日本」対話・第10回高級実務者会合(SOM)が開催されたところ,概要は以下のとおりです。

1 この会合には,我が国から相木俊宏中央アジア担当外務省特別代表・大使,中央アジア各国からは外務次官級の高級実務者が参加しました。

2 今回のSOMでは,先月行われた安倍晋三総理大臣の中央アジア訪問をフォローアップしつつ,2016年にトルクメニスタンで行われる予定の次回外相会合に向けた準備を進めるため,「農業協力」,「運輸・物流協力」及び「『中央アジア+日本』対話の今後の進め方」の3つの議題について意見交換を行いました。

3 農業協力については,前回SOM以降の協力の進展と現状を共有し,今後の協力について活発な意見交換が行われました。

4 運輸・物流協力については,この対話における実践的協力の優先的分野として,新たに運輸・物流分野を取り上げていくことについて一致しました。その上で,同分野における各国の関心やニーズが示され,今後の協力の可能性について活発な意見交換が行われました。

5 「中央アジア+日本」対話の今後の進め方については,2016年に開催予定の次回外相会合に向けて,今後,専門家会合や「東京対話」等の機会を利用し,引き続き各国と連携しつつ,具体的な準備を進めていくことで一致しました。

(参考1)「中央アジア+日本」対話

 2004年8月,日本と中央アジア諸国の対話・協力の枠組みとして「中央アジア+日本」対話が発足。日本は,中央アジアが開かれ,安定した地域として発展していくため,域内国が共通の課題に共同で対処することが不可欠であるとの考えから,同対話を通じて中央アジアの地域協力を後押ししてきた。同対話の枠組みでこれまでに外相会合を5回,高級実務者会合(SOM)を9回,知的対話(東京対話)を6回開催。

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(参考2)中央アジア5か国の参加者

トルクメニスタン(議長国) ヴェパ・ハジエフ外務次官
カザフスタン ヤルケブラン・ベクトゥルガノフ在トルクメニスタン大使館公使参事官
キルギス ディナーラ・ケメロヴァ第一外務次官
タジキスタン ニゾミッディン・ゾヒーディ外務次官
ウズベキスタン ガイラト・ファジロフ外務次官

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