報道発表

ヨルダンに対する無償資金協力に関する書簡の交換

平成28年3月23日

1 本22日(現地時間同日),ヨルダン・ハシェミット王国の首都アンマンにおいて,我が方櫻井修一駐ヨルダン大使と先方イマード・ナジブ・ファーフーリー計画・国際協力大臣(Hon. Imad Najib Fakhoury, Minister of Planning and International Cooperation of the Hashemite Kingdom of Jordan)との間で,18億5,000万円を供与額とする無償資金協力(経済社会開発計画)に関する書簡の交換が行われました。

2 ヨルダンでは,シリア難民の大量流入を受けて財政負担が増加しており,難民受入れコミュニティの行政サービスの質が大幅に低下しています。また,人口の急激な増加により,水不足が深刻化すると同時に,多くの都市でゴミの処理能力不足に関する問題が顕著化しており,生活環境が悪化する事態となっています。

3 この計画は,廃棄物処理及び水分野において,我が国で製造された機材・製品等ヨルダンに供与するものです。この計画により,難民受入れコミュニティの生活環境の改善を図り,もってヨルダンの安定化のための支援を通じた同国の経済社会開発に寄与することが期待されます。

4 本件協力は,2015年2月に岸田文雄外務大臣が表明した「邦人殺害テロを受けた今後の日本外交(3本柱)」における「中東の安定と繁栄に向けた外交の強化」の一環として実施するものです。

(参考)ヨルダン・ハシェミット王国基礎データ
 ヨルダン・ハシェミット王国は,面積約8万9,000平方キロメートルを有し,人口は約660万7,000人(世界銀行,2014年),一人当たり国民総所得(GNI)は約5,160米ドル(世界銀行,2014年)。


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