報道発表

シリアにおける邦人殺害テロ事件を受けた日本外交(3本柱)

平成27年2月17日
本17日,岸田文雄外務大臣は,今般の邦人殺害テロ事件を受け,以下の「3本柱」として取組を進めることを発表しました。
 
1.テロ対策の強化
  • 中東・アフリカでのテロ対処能力向上支援(計約1,550万ドル)
    国境管理,捜査・訴追能力,法整備等
  • 国際的な法的枠組みの着実な実施・強化(安保理決議第2178号等を含む)
  • マルチ・バイの枠組みを通じたテロ対策強化
  • 在外邦人の安全対策強化
2.中東の安定と繁栄に向けた外交の強化
  • 積極的な中東外交の展開
    ハイレベル要人往来(首脳・外相レベルの対話の強化)
    多様なコミュニティー(含むビジネス界等)とのパイプ強化
    テロ関連情報を巡る協力強化
  • 安倍総理が表明した総額2億ドル程度の支援の実施及び人道支援の拡充
  • 経済成長の促進に必要な地域の経済・社会安定化支援
3.過激主義を生み出さない社会の構築支援
  • 「中庸が最善」の実践(活力に満ち,安定した社会の実現)
    若者の失業対策,格差是正,教育支援
    ポスト紛争国における平和の定着に向けた支援
  • 人的交流の拡充(宗教指導者の招聘等を含む)
  • ASEANとの連携(穏健主義の促進等)

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