報道発表

原子力エネルギーに関する日仏委員会第5回会合の開催(結果)

平成27年11月11日

1 11月10日及び11日,東京において,相川一俊外務省軍縮不拡散・科学部長及びダニエル・ヴェルベルドゥ仏原子力・代替エネルギー庁長官(Dr. Daniel VERWAERDE, General Administrator, Alternative Energies and Atomic Energy Commission (CEA))の共同議長の下,原子力エネルギーに関する日仏委員会第5回会合が開催されました。

2 委員会では,原子力エネルギー分野における日仏協力,特に高速炉,東京電力福島第一原子力発電所事故に関連した廃炉,除染及び環境調査,核燃料サイクル施設におけるバックエンド事業並びに第三国における高い安全性を有する原子炉を引き渡すための産業協力の各分野における進捗について検討しました。また,両国の原子力エネルギー政策及び両国間の原子力安全協力についても情報交換を行いました。10月5日に東京において,両国の首相が出席して行われた原子力エネルギー分野における日仏協力に関するハイレベル対話の際に発出されたプレスリリース(PDF)別ウィンドウで開く及びファクトシート(PDF)別ウィンドウで開くにおいて,主要な協力分野の現状と展望の全体像が示されています。

3 上記のハイレベル対話の際に両国の首相から受けた要請を踏まえ,また,原子力発電の国際的な発展を認識して,委員会は,最高水準の安全性,セキュリティ及び不拡散の下での世界的な原子力エネルギー開発及び原子力関連技術の展開に向けた日仏協力を強化するため,輸出管理や知的財産保護を含めた政策について連携することで一致しました。

4 次回の会合は,2016年にフランスで開催される予定です。


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