報道発表

ジンバブエに対する無償資金協力に関する書簡の交換

平成27年11月9日

1 本9日(現地時間同日),ジンバブエ共和国の首都ハラレにおいて,我が方平石好伸駐ジンバブエ大使と先方パトリック・チナマサ財務・経済開発大臣(Hon. Patrick Chinamasa, Minister of Finance and Economic Development)との間で,17億9,100万円を限度額とする無償資金協力「ニャコンバ灌漑事業のための灌漑開発計画」に関する書簡の交換が行われました。

2 対象案件の概要

(1)ジンバブエ共和国において,就労人口の約30%が従事する農業は,国内総生産(GDP)の16%~20%,輸出額の約40%を占める重要な産業分野として位置付けられています。しかしながら,同国では深刻な食料不足が継続していることに加え,降雨量が雨季に集中し,乾季の降雨量は著しく減少することから,食料の安定供給を図る上で,小規模農家向けの灌漑開発が急務となっています。

(2)この計画は,小規模農家が農営しているニャコンバ地区において,灌漑施設を整備するものです。この計画により,対象地区での農業生産性の向上及び小規模農家の生計向上を図り,もって人道支援に寄与することが期待されます。

(参考)ジンバブエ共和国基礎データ
 ジンバブエ共和国はアフリカの南部に位置し,面積約38.6万平方キロメートル(日本よりやや大きい)を有し,人口は約1,415万人(世銀,2013年)(日本の約0.1倍),一人当たり国民総所得(GNI)は約820米ドル(世銀,2013年)の国。


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