報道発表
イラクにおける人道状況改善及び安定化のための緊急無償資金協力
平成27年7月28日
1 本28日,イラク共和国におけるイスラム過激派武装勢力(ISIL:イラクとレバントのイスラム国)とイラク軍・治安機関との間の武力衝突により発生した国内避難民等の人道状況改善及びイラク国内の安定化のため,日本政府は,国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)等からの要請を踏まえ,また,日本のイラクへの継続的な支援と二国間関係の強化の観点から,イラク国内で人道支援を必要とする人々への支援のために,UNHCRを始めとする7国際機関等を通じて,1,000万ドル(約12億4,000万円)の緊急無償資金協力を実施することを決定しました。
2 国連人道問題調整事務所(OCHA)は,イラクにおける国内避難民数は310万人に上ると報告しています。また,これら国内避難民を含め,イラク国内で人道支援を必要とする860万人が劣悪な状況にあることを指摘の上,国際社会の支援を求めています。