報道発表

コートジボワールに対する無償資金協力
「小型武器及び軽兵器拡散規制並びにコミュニティ治安能力強化支援計画(UNDP連携)」に関する書簡の交換

平成27年7月10日

1 7月9日(現地時間同日),コートジボワール共和国のアビジャン市において,我が方川村裕駐コートジボワール共和国大使と,ババカール・シセ国際連合開発計画(UNDP)コートジボワール事務所代表(Mr. Babacar CISSE, UNDP Resident Representative in Côte d'Ivoire)との間で,供与限度額3億3,000万円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

2 本計画は,同国において唯一の小型武器拡散・流通対策を担う小型武器回収国家専門機関(COMNAT-ALPC)に対する能力向上支援,小型武器に関する国際約束の批准の促進,武器管理のガイドライン及び施設の整備等を行うことにより,治安情勢の改善を通じた安全で安定した社会の回復を図り,これにより同国の西アフリカ地域の牽引役としての安定と経済社会開発の促進に貢献します。

3 コートジボワール政府が策定した紛争後再復興アジェンダにおいて,重要課題として位置付けられている平和構築に関し,我が国政府は,2012年3月からUNDPを通じて「小型武器氾濫対策支援計画」を支援し,同国における小型武器回収の礎を築きました。本協力は,右支援において発現された成果を強化するとともに,支援対象地域を拡大することで,小型武器拡散防止活動及び武器回収活動を促進し,同国の治安情勢改善に貢献することが期待されます。

4 我が国は,2013年6月の第5回アフリカ開発会議(TICAD V)横浜行動計画」において,具体的な支援策として「平和と安定,民主主義,グッドガバナンスの定着(PDF)別ウィンドウで開く」を掲げており,本計画は右支援策を具体化するものです。

(参考)コートジボワール共和国基礎データ
 コートジボワールは,面積約32.2万平方キロメートル(日本の0.9倍),人口2,081万人(2013年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約1,450米ドル(2013年,世界銀行)。


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