報道発表

サモアに対する無償資金協力「アピア港安全向上計画」に関する書簡の交換

平成27年6月22日

1 本22日(現地時間同日),サモアの首都アピアにおいて,我が方澁田一正在サモア大使と先方トゥイラエパ・ファティアロファ・ルペソリアイ・サイレレ・マリエレガオイ首相(H.E. Mr. Tuilaepa Fatialofa Lupesoliai Sailele Malielegaoi, Prime Minister, Independent State of Samoa)との間で,34億7,700万円を限度とする無償資金協力「アピア港安全向上計画」(The Project for the Enhancement of Safety of Apia Port)に関する書簡の交換が行われました。

2 この計画は,サモアにおける唯一の商港であるアピア港において,岸壁の延長及びコンテナヤードの補修を主とする港湾施設の改修やタグボートの修復を行い,安全で効率的な港湾機能の確保を図ることにより,同国の持続的経済成長の達成に寄与することを目的としています。

3 この計画は,5月22日及び23日に福島県いわき市において開催された第7回太平洋・島サミットにおいて,我が国政府が支援を表明した重点分野である「持続可能な開発」に資する協力として実施するものです。

(参考1)サモア独立国基礎データ
 サモアは,面積約2,830平方キロメートル(東京都の約1.3倍),人口約19万人,国民一人当たりの国民総所得(GNI)は3,970米ドル(2013年,世界銀行)。

(参考2)第7回太平洋・島サミット

(1)第7回太平洋・島サミット(PALM7)が5月22日及び23日に福島県いわき市において開催され,14の太平洋島嶼国の首脳級が出席。サモアからはトゥイラエパ首相が参加。

(2)我が国は,PALM7において,(ⅰ)防災,(ⅱ)気候変動,(ⅲ)環境,(ⅳ)人的交流,(ⅴ)持続可能な開発,(ⅵ)海洋・漁業問題,(ⅶ)貿易・投資・観光の7分野を重点分野として今後3年間で550億円以上の支援を実施することを表明。


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