報道発表
「国際エネルギー憲章」の署名
平成27年5月21日
1 5月20日(現地時間),オランダのハーグで開催された国際エネルギー憲章閣僚会議において,「国際エネルギー憲章(International Energy Charter)(PDF)」が署名されました。日本からは,辻(つじ)優(まさる)駐オランダ大使が出席し,この憲章に署名しました。
2 国際エネルギー憲章は,エネルギー分野における国際協力を促進し,エネルギー憲章プロセスの近代化を支持する政治宣言です。
3 この憲章の署名により,グローバルなエネルギーの安全保障の強化が期待されます。
(参考)エネルギーに関連するプロセス(エネルギー憲章条約(ECT)の概要)
1991年,ソ連の崩壊に伴い,エネルギー分野おける,市場原理に基づく改革の促進,安定して良好な貿易及び投資環境の促進等を宣言する「欧州エネルギー憲章」(政治宣言)が署名された。この憲章に従ってエネルギー分野における協力を促進するための法的枠組みとして,「エネルギー憲章条約」が1994年に採択され,1998年に発効し,日本は,2002年にこの条約を受諾した。
2015年5月,エネルギー憲章に関連するプロセスを近代化するため,欧州エネルギー憲章の内容を基礎とする政治宣言「国際エネルギー憲章」の署名に至った。