報道発表

マラウイに対する無償資金協力に関する書簡の交換

平成27年3月18日

1 本18日,東京において,我が方城内実外務副大臣と先方ジョージ・タパトゥラ・チャポンダ外務・国際協力大臣(Honourable Dr. George Thapatula Chaponda, M.P., Minister of Foreign Affairs and International Cooperation)との間で,57億7,200万円を供与限度額とする無償資金協力「テザニ水力発電所増設計画」に関する書簡の交換が行われました。

2 この計画は,マラウイ南部のブランタイヤ県で稼働中のテザニ水力発電所内に20メガワット程度の水力発電所を増設するための資金を供与するものです。マラウイでは,慢性的な電力不足のため停電が頻繁に発生しており,市民生活及び経済活動に甚大な影響が及んでいます。
 この協力の実施により,再生可能エネルギー利用を促進しつつ,電力供給信頼性が向上し,同国の経済・産業基盤の強化に貢献することが期待されます。

3 我が国は,2013年6月に開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において,インフラ分野における6,500億円の公的資金の投入等を表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,本件協力はこれらの公約を具体化するものです。

(参考)マラウイ共和国基礎データ
 マラウイ共和国はアフリカ南部に位置し,面積は11.8万平方キロメートルを有し,人口は約1,636万人(2013年,世界銀行),一人当たり国民総所得(GNI)は約270米ドル(2013年,世界銀行)。


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