報道発表

1　3月9日から14日まで，外務省の招へい（「戦略的実務者招へい」）により，国際原子力機関（IAEA）の理事国6か国（英，ケニア，ナイジェリア，インド，チリ，米）の理事等7名が訪日しました。

2　今回の招へいは，我が国における最先端の原子力活動，特に放射線の医療分野への応用を中心とする原子力の平和的利用の取組及び東京電力福島第一原子力発電所事故後の取組について理解を深めてもらうことを目的としたものです。

3　IAEAは，原子力の平和的利用の促進をその主要な目的の一つとして，開発途上国に対し様々な分野で技術協力活動を実施してきています。中でも放射線の保健・医療分野への応用は，人道上の観点からも途上国の関心が急速に高まってきている分野です。一行は，群馬大学主催による「がんの放射線医療ワークショップ」に参加したほか，原子力関係者との意見交換，日本原子力研究開発機構（JAEA）高崎量子応用研究所の視察等を行いました。また，一行は，東京電力福島第一発電所を訪問し，我が国がこれまでに取り組んできた廃炉や汚染水対策等の現場を視察しました。