報道発表
スリランカに対する無償資金協力に関する書簡の交換
(紛争予防・平和構築支援無償「マナー県におけるコミュニティ主体の学習環境改善を通じた持続可能な再定住計画(UN連携/UN-Habitat実施)」)
平成27年3月11日
- 本11日(現地時間同日)、スリランカのコロンボにおいて、我が方粗信仁駐スリランカ大使と先方スリニヴァサ・ポプリ国際連合人間居住計画(UN-Habitat)福岡本部(アジア太平洋担当)シニア・ヒューマンセトルメント・オフィサー(Srinivasa Popuri, Senior Human Settlements Officer, United Nations Human Settlements Programme Regional Office for Asia and the Pacific)との間で、スリランカに対する5億700万円の無償資金協力「マナー県におけるコミュニティ主体の学習環境改善を通じた持続可能な再定住計画(UN連携/UN-Habitat実施)」(The Project for Sustainable Resettlement through Community-driven Improvement of the Learning Environment in Mannar District)に関する書簡の交換が行われました。
- スリランカでは、約26年に亘り続いた国内紛争が2009年5月に終結し、現在、紛争からの復興及び平和の定着のため、同紛争により発生した国内避難民への支援が課題となっています。
- この計画は、地域コミュニティの小規模インフラ施設の再建や人材育成等に加え、紛争の影響を最も強く受けた地域において、児童の学習環境を改善することを通じてコミュニティ住民に平和の配当を実感させることを企画するものです。また、児童の学習環境の改善及び紛争の影響を受けたコミュニティの持続可能な復興・再建を図り、これによりスリランカにおける平和の定着に寄与するものです。
(参考)スリランカ民主社会主義共和国基礎データ
スリランカはインド洋に位置する国であり、面積約6万5,607平方キロメートル、人口2,048万人(2013年、スリランカ中央銀行)であり、人口1人当たりの国内総所得(GNI)は約3、170米ドル(2013年、世銀)。