報道発表
アフメット・ウズムジュ化学兵器禁止機関事務局長の来日
平成27年2月3日
1 2月9日から13日まで,アフメット・ウズムジュ(Mr. Ahmet ÜZÜMCÜ)化学兵器禁止機関事務局長(Director-General, Organisation for the Prohibition of Chemical Weapons(OPCW))は,外務省賓客として来日します。
2 滞在中,ウズムジュ事務局長は,政府関係者等と会談を行うほか,広島及び京都を訪問する予定です。
3 今回のウズムジュ事務局長の来日により,我が国とOPCWの協力関係が一層強化されることが期待されます。
【参考】化学兵器禁止機関(OPCW)
1997年4月に発効した化学兵器禁止条約に基づき設立された国際機関であり,本部はオランダのハーグ市。世界的な化学兵器の全面禁止及び不拡散のため,現存する化学兵器及びその生産施設の廃棄の進捗について査察等を通じてモニターしているほか,民生用化学物質の化学兵器への転用を防ぐための産業査察を実施。
2013年8月のシリアにおける化学兵器使用を発端としてシリアの化学兵器全廃に向けた国際的な取組が開始され,OPCWは国連とともにこの取組を主導。こうした貢献もあり,2013年12月,OPCWは,世界の化学兵器の廃絶に向けた多大な努力を理由にノーベル平和賞を受賞した。