報道発表

第6回東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉会合の開催(結果)

平成26年12月6日

1 1日から5日まで,インドにおいて,東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉の第6回会合が開催されました。

2 この会合では,高級実務者レベルの貿易交渉委員会(Trade Negotiating Committee)会合に加え,物品貿易,サービス貿易,投資,経済技術協力,知的財産,競争,及び法的・制度的事項に関する各作業部会等が開催され,我が国からは伊藤直樹外務省経済局審議官をはじめとする関係省庁の関係者が出席しました。

3 今次会合では,今後の交渉の取り進め方や,扱うべき交渉分野等について議論が行われました。

4 第7回会合は,平成27年2月にタイで開催される予定です。


(参考:RCEPについて)

1 概要

 東アジア地域包括的経済連携(Regional Comprehensive Economic Partnership)の略。ASEAN10か国+6か国(日本,中国,韓国,オーストラリア,ニュージーランド,インド,以下「FTAパートナー諸国」)が交渉に参加する広域経済連携。

2 経緯

(1)我が国が提唱してきた東アジア包括的経済連携(CEPEA;ASEAN+6)と,中国が提唱してきた東アジア自由貿易圏(EAFTA;ASEAN+3)が併存。双方について,これまで,民間研究,政府間の検討作業を実施。

(2)2011年11月,ASEAN首脳は,両構想を踏まえ,ASEANとFTAを締結しているFTAパートナー諸国とのRCEPを設立するためのプロセスを開始することで一致。

(3)2012年11月,ASEAN関連首脳会議のRCEP交渉立上げ式において,ASEAN諸国とFTAパートナー諸国の首脳は,RCEP交渉立上げを宣言。

(4)2013年5月,ブルネイにおいて第1回交渉会合を開催。

(5)2014年8月,ミャンマーにおいて第2回閣僚会合を開催。

(6)これまで2回の閣僚会合,5回の交渉会合を開催。


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