報道発表
南スーダン国際平和協力隊の派遣期間の延長等
平成26年10月21日
1 我が国は,国際連合南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に,平成23年11月から司令部要員を,平成24年1月から陸上自衛隊の施設部隊等を派遣しています(なお,南北スーダン問題への対応として,平成20年10月にスーダンPKO(UNMIS)へ司令部要員派遣を開始(~平成23年9月))しました。
南スーダンは,スーダンにおける長年の内戦を経て南北間の和平を達成した後,平成23年7月独立を果たしました。しかしながら独立から3年経過した今,国内における政治的混乱の解決が南スーダンの国作り支援の大きな課題となっています。南スーダンの平和と安定は,アフリカの平和と安定にとり重要です。同国の平和と安定のため,国際社会が協力して取り組む必要があります。
これまでの国連安保理決議では,UNMISSの活動期間が本年7月15日までとされていましたが,去る5月27日,安保理において,UNMISSの活動期間を平成26年11月30日までとするとともに,文民の保護等を重点的に行うとした安保理決議第2155号が採択されました。
これに伴い,我が国の南スーダン国際平和協力業務実施計画を変更して,派遣期間を延長することとなりました。
また,今般の国連からの要請を受け,我が国から司令部要員1名を追加派遣します。
なお,国際平和協力法第7条第1号及び同条第3号の規定に基づき,変更に係る実施計画の内容及び変更前の期間における実施の状況について,国会に報告することとなっています。
2 主な変更点は以下の通りです。
(1)派遣期間の延長
- 現行の派遣期間:平成26年10月31日まで
- 延長後の派遣期間:平成27年2月28日まで(4か月の延長)
(2)UNMISSミッション支援部に司令部要員(航空運用幕僚)1名を追加派遣