報道発表

第三国定住によるミャンマー難民(第五陣)の来日

平成26年9月26日

1 本26日午後,第三国定住による難民の受入れに関するパイロットケースの第五陣として,ミャンマー難民5家族23名が来日しました。

2 我が国は,国際貢献及び人道支援の観点から,平成20年12月の閣議了解に基づき,タイの難民キャンプに滞在するミャンマー難民を受け入れることとしており,パイロットケースとしては,今回が最後の受入れとなります。

3 今回来日したミャンマー難民は,タイを出国する前に,約3週間,我が国における基本的な生活習慣に関するガイダンス及び日本語教育等の研修を受講しました。来日後は,政府が実施する日本語教育,社会生活適応指導,職業紹介等の総合的な定住支援プログラムを約180日間受講した後,新たな定住先となる地域社会において自立生活を開始する予定です。

4 政府としては,今回来日する難民が今後,文化や習慣がまったく異なる日本社会に定着し,安定した自立生活を営むことが出来るよう,これまでの難民の受け入れで得た経験も活かしつつ,幅広い関係者の協力を得ながら,支援を実施していく方針です。

(参考)第三国定住とは
 第三国定住は,自発的帰還及び第一次庇護国への定住と並ぶ難民問題の恒久的解決策の一つ。我が国は,国際貢献及び人道支援の観点から,平成20年12月の閣議了解に基づき,パイロットケースとして,タイの難民キャンプに滞在するミャンマー難民を5年連続で受け入れることとし,5年間で,計18家族86名を受け入れた。
 平成27年度以降は,平成26年1月の閣議了解に基づき,パイロットケースとしてではなく事業を継続すること,マレーシアに滞在するミャンマー難民を毎年約30人受け入れること,タイの難民キャンプからは,パイロットケースで受け入れた難民の親族を,相互扶助を前提として受け入れることとしている。


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