報道発表

岸田外務大臣とヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁との会談

平成26年9月13日
国連開発計画(UNDP)総裁1
国連開発計画(UNDP)総裁2

 本13日,午後3時40分から約15分間,岸田文雄外務大臣は,「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム(WAW! Tokyo 2014)」に出席したヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁(H.E. Miss Helen Clark,Administrator of the UNDP)と会談を行いました。概要は以下のとおりです。

1 冒頭,岸田外務大臣より,WAW! Tokyo 2014におけるクラーク総裁の貢献に謝意を表明した上で,女性のエンパワーメントに向け,UNDPとの連携を強化していきたい旨述べました。これに対しクラーク総裁より,重要開発課題においてジェンダーを取り入れるために日本と緊密に協力したい旨述べました。

2 岸田外務大臣は,共通の開発課題解決や日本人職員の増強に向け協力を強化したい旨述べました。また,防災の主流化に向けてUNDPと具体的な協力を進めていきたい,ポスト2015年開発アジェンダ策定に関し,人間の安全保障に基づき,ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ,ジェンダー平等をしっかりと位置づけるべく連携したい旨述べました。

3 これに対し,クラーク総裁は,防災,ポスト2015年開発アジェンダ,気候変動などの重要開発課題において日本と緊密に協力するとともに,2015年3月に仙台市で開催される第3回国連防災会議の成功に向けて貢献したい,また,女性のエンパワーメントのためにもこれらの機会が重要である旨述べました。

(参考1)ヘレン・クラークUNDP総裁
 ニュージーランド自然保護大臣,住宅大臣,保健大臣,労働大臣,副首相を歴任後,1999年から2008年まで首相を務めた。2009年4月より現職。クラーク総裁は,国連において事務総長,副事務総長に次ぐ国連事務次長としてUNDPを率いる一方,国連開発グループの議長を兼任。

(参考2)国連開発計画(UNDP)
 UNDPは,国連システム最大の開発機関であり,高い専門的知識と豊富な経験,グローバルなネットワークを有し,ミレニアム開発目標達成やポスト2015年開発アジェンダ策定において主導的な役割を果たしている。UNDPは,第5回アフリカ開発会議を共催するなど,我が国の重要なパートナーである。ジェンダー平等,気候変動対策支援,人間の安全保障推進などの地球規模課題解決に向け,日本はUNDPと共に取り組んでいる。


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