報道発表

ウクライナ東部の人道状況改善のための緊急無償資金協力の実施

平成26年9月5日

1 本5日,我が国政府は,ウクライナ東部の人道状況改善のため,赤十字国際委員会(ICRC),国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じ,30万ドルの緊急無償資金協力を実施することを決定しました。

2 ウクライナにおいては,昨年11月以降の政治危機に加え,本年4月初めから東部のドネツク州やルハンスク州等で分離派の活動が活発化し,ウクライナ政府との間で戦闘が行われています。このような状況の下,ウクライナ東部からの避難民の増加及び人道状況の急速な悪化が報告されています。

3 我が国は,既に本年6月にウクライナにおける国内避難民等に対し,約27万ドルの緊急無償資金協力を行ったところですが,今般のウクライナ東部の人道状況の悪化に対応するために,今般の緊急無償資金協力を実施することとしました。

4 今回の協力を通じ,ウクライナの国内の安定化に寄与することを期待します。

(参考)
 拠出額の内訳

ICRC 保健等分野(15万ドル)
UNHCR 非食糧救援物資等分野(15万ドル)


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