報道発表
鈴木外務副大臣とジェランディ・チュニジア共和国外務・移民・在外チュニジア人大臣との会談及び夕食会
令和4年6月2日
6月2日、午後6時25分から約2時間、鈴木貴子外務副大臣は、訪日中のオスマン・ジェランディ・チュニジア共和国外務・移民・在外チュニジア人大臣(H. E. Mr. Othman Jerandi, Minister of Foreign Affairs, Migration and Tunisians Abroad of the Republic of Tunisia)との間で会談及び夕食会を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1 総論
冒頭、鈴木副大臣から、ジェランディ大臣の来日を歓迎するとともに、チュニジアは中東・アフリカ地域の重要なパートナーであり、チュニジアがホスト国を務める8月のTICAD8に向けて両国の協力関係を一層強化していきたい旨述べました。これに対し、ジェランディ大臣は、日本と幅広い分野において協力関係が拡大していることを歓迎した上で、TICAD8の成功に向けて日本と緊密に連携していきたい旨述べました。
2 二国間関係
- (1)鈴木副大臣から、二国間経済関係の更なる強化に官民で取り組み、日系企業のチュニジア進出を一層促していく旨述べました。また、日本として、チュニジアが現在取り組む政治改革を注視しており、チュニジアの経済財政改革の努力を引き続き支えていく考えを表明しました。
- (2)これに対し、ジェランディ大臣から、チュニジアに対する日本の長年の支援に謝意が表明されました。
3 国際的な課題
- (1)鈴木副大臣から、ロシアによるウクライナ侵略によりチュニジアを含む各国が直面している食料安全保障上の課題に対応すべく、日本として、今後も国際機関等を通じて支援していく考えを述べました。
- (2)また、双方は、法の支配をはじめ基本的な価値を共有する両国間で引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
4 地域情勢
双方は、リビア情勢、北朝鮮等の地域情勢についても意見交換を行い、連携を強化していくことで一致し、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において、国連の場等で引き続き連携していくことを確認しました。