報道発表

日・イラン外相電話会談

令和5年10月17日

 10月17日、午後5時5分から約20分間、上川陽子外務大臣は、パレスチナ・イスラエルを巡る情勢について、ホセイン・アミール・アブドラヒアン・イラン・イスラム共和国外務大臣(H.E. Dr. Hossein Amir Abdollahian, Minister of Foreign Affairs of the Islamic Republic of Iran)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 両外相は、パレスチナ・イスラエルを巡る情勢について、率直な意見交換を行いました。上川大臣から、(1)パレスチナ・ガザ情勢を深刻な懸念を持って注視している、(2)今般のハマス等のパレスチナ武装勢力によるテロ攻撃について、特に罪のない一般市民に対する攻撃や誘拐は、どのような理由であれ正当化し得ず、日本としてこれを断固として非難する、(3)極めて多くの罪のない一般市民が犠牲となっていることに大変心を痛めており、人質となっている人々が一刻も早く解放されること及び事態を沈静化することが重要である旨強調しました。
  2. また、両大臣は、ガザ地区での人道アクセス改善に向けて協力していくこと、及び国際社会が一致して人道支援を行っていくことの重要性について一致しました。
  3. さらに、上川大臣から、ハマス等に対してイランからも働きかけ、事態の沈静化に向けた役割を果たすよう求めました。
  4. 両外相は、引き続き緊密な意思疎通を継続していくことで一致しました。

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