報道発表

国際機関の長による岸田外務大臣表敬

平成27年12月17日
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本17日午前9時35分から約20分間,岸田文雄外務大臣は国際機関の長(マーガレット・チャン世界保健機関(WHO)事務局長(Dr. Margaret Chan, Director Genera of the World Health Orniganization),ババトゥンデ・オショティメイン国連人口基金事務局長(Dr.Babatunde Osotimehin, Executive Director of the United Nations Population Fund),マーク・ダイブル世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)事務局長(Dr. Mark Dybul, Executive Director of the Global Fund to Fight AIDS, TB and Malaria),セス・バークレーGaviワクチンアライアンスCEO(Dr. Seth Berkley of the Gavi The Vaccine Alliance CEO))のグループ表敬を受けたところ,概要は以下の通りです。

1 岸田大臣から,出席者4名に対して,ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)会議及びグローバルファンド増資準備会合への出席に感謝し,日本は,G7伊勢志摩サミットやTICADVIの機会を通じて,公衆衛生危機への対応及びUHCを推進し,保健システムの強化に積極的に貢献していく方針を伝え,持続可能な開発に関する2030アジェンダの実施には,政府,国際機関,民間のグローバル・パートナーシップが不可欠である旨を述べました。

2 これに対して,出席者4名から,日本の保健分野の取組におけるこれまでのリーダーシップを評価するとともに,2016年の伊勢志摩サミットへの期待が示されました。また,持続可能な開発目標を達成するために,これら国際機関等と日本との連携強化を求める発言がありました。

3 最後に,岸田大臣から,G7伊勢志摩サミット及びTICADVIに向けた緊密な協力を求めました。

[参考]
1 持続可能な開発のための2030アジェンダ(2030アジェンダ)
2001年に策定されたミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)の後継として国連で定められた,2016年から2030年までの国際目標。MDGsの残された課題(例:保健,教育)や新たに顕在化した課題(例:環境,格差拡大)に対応すべく,新たに17ゴール・169ターゲットからなる持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)を策定。7回に及ぶ政府間交渉を経て,本年8月に実質合意,本年9月の国連総会の際に採択された。

2 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)
世界中の全ての人が生涯を通じて必要な時に基礎的な保健サービスを負担可能な費用で受けられること。

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