
前原外務大臣とファイヤード・パレスチナ自治政府首相との夕食会
平成22年11月24日
本24日(水曜日)19時30分より約1時間45分,前原誠司外務大臣は,訪日中のファイヤード・パレスチナ自治政府首相と夕食会を行いました。これに先立つ首脳会談での話し合いの内容に沿って,以下のやりとりがありました。
- 前原外務大臣より,イスラエル・パレスチナ直接交渉の再開と,交渉を通じた二国家解決の実施を強く促しつつ,イスラエルに東エルサレムを含む入植活動の完全凍結を求めることを含め,中東和平についての我が国の立場を説明しました(中東和平についての我が国の立場について別添1参照)。
- また,前原外務大臣より,パレスチナ国家建設支援を継続する,今年度の支援が1億ドルに達する見込みである旨述べました(我が国のパレスチナ支援の詳細について別添2(PDF)参照)。
- ファイヤード首相より,和平交渉を続けることを確約する,日本の中東和平に関する立場の明確化は,中東和平の前進に貢献するものであり,評価する旨述べました。また,同首相より,「平和と繁栄の回廊」構想,パレスチナの国づくり支援のための東アジア諸国との協力を含め,日本の対パレスチナ支援に感謝する旨述べました。