外務大臣談話

令和5年7月12日

 我が国は、米国が7月10日(現地時間)、所要の手続を経て、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)に再加盟したことを歓迎します。

 国際社会が価値観の相違、利害の衝突を乗り越えて協力すべき諸課題が一層急迫の度を増す中で、教育、科学、文化、コミュニケーションの分野における地球規模の課題に対処するため、ユネスコの役割は一層重要なものとなってきています。

 こうした中、米国のユネスコへの復帰は、米国の国際社会への関与のより一層の強化を象徴するだけではなく、ユネスコの活動を活発化させ、また、より効果的なものとする上でも大いに意義があるものと考えます。

 我が国は、米国がユネスコに早期に復帰できるよう、これまで積極的に外交努力を行ってきました。今後、米国を始めとする同志国と緊密に連携しながら、ユネスコの活動への貢献を強化していく考えです。


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