外務大臣談話

平成30年9月12日

1 本12日,日本政府は,気候変動対策に取り組む世界各国の地方自治体からなる「アンダー2コアリション(Under2 Coalition)」が掲げる目標に賛同し,その取組を支持します。

2 パリ協定の締約国である我が国は,「アンダー2コアリション」の活動が活性化していることを歓迎するとともに,非国家主体による気候変動対策の積極的な推進及び更なる機運の高まりを期待します。

3 2015年に採択されたパリ協定は,国家だけではなく,企業,市民,自治体がそれぞれ責任を持って気候変動対策に取り組むことが大きな特徴です。日本政府は,こうした非国家主体と一層協力することを通じ,パリ協定の着実な実施や,気候変動外交の推進に尽力する考えです。

[参考]アンダー2コアリション(Under2 Coalition)の取組
 2015年に米国カリフォルニア州サクラメントで署名された,地方自治体による温室効果ガス削減等に関する覚書に署名した200以上の自治体で構成。パリ協定の掲げる「2度目標」(「世界の平均気温上昇を工業化以前から2度以内に抑える」)の達成に取り組む。今回,Under2 Coalitionの取組をエンドースすることにより,同枠組みに参加している自治体の取組を政府として支持する。


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