外務大臣談話
ミャンマーにおける新政権の発足(外務大臣談話)
平成28年3月30日
1 本30日(現地時間同日),ミャンマーにおいて,昨年11月の総選挙で国民の圧倒的支持を得た国民民主連盟(NLD:National League for Democracy)主導による新政権が正式に発足したことを歓迎し,祝福します。
2 ミャンマー国民の期待に応え,政権移譲が民主的プロセスを経て平和裏に実現し,同国の歴史の新たなページが開かれたことを嬉しく思います。
3 新政権が,ティン・チョウ大統領(Mr. Htin Kyaw, President of the Republic of the Union of Myanmar)及びアウン・サン・スー・チー外務大臣(Ms. Aung San Suu Kyi, Minister for Foreign Affairs of the Republic of the Union of Myanmar)の指導の下で,民主化,法の支配,経済改革,国民和解が一層進展していくと確信しています。
4 日本は,ミャンマーの更なる発展と繁栄に向けた取組を官民を挙げて引き続き全面的に支援し,ミャンマーとの伝統的友好・協力関係を一層強固なものにしていく考えです。
(参考1)
3月30日,ミャンマーでは55年振りに,選挙で国民の支持を得た政権が誕生した。
(参考2)
ティン・チョウ新大統領は,2012年よりドー・キン・チー基金(アウン・サン・スー・チー氏設立の慈善団体)理事。1988年から始まった民主化運動でNLDと活動を共にし,誠実な性格からアウン・サン・スー・チー議長の信頼が厚い。