外務報道官談話
ガーニ・アフガニスタン大統領によるタリバーンとの2回目の停戦発表について
(外務報道官談話)
平成30年8月20日
- 8月19日(現地時間同日),アシュラフ・ガーニ・アフガニスタン・イスラム共和国大統領が,本20日から約3ヶ月間,タリバーンが応じるならば,タリバーンとの停戦を行う旨発表しました。これは,先般6月のアフガニスタン政府及びタリバーンによる3日間の一時停戦の実施に続き,アフガニスタンの和平プロセスにおける更なる進展として,日本政府として歓迎し,これを支持します。
- 今回のアフガニスタン政府の停戦の発表を受け,タリバーンとの間で停戦が実現することを期待します。
- アフガニスタンにおける和平の実現は,地域の安定と平和のために極めて重要です。今後,アフガニスタン政府がタリバーンとの間で恒久的な停戦を実現し,和平を実現させることで,アフガニスタン国民及び関係する全ての人々に平和がもたらされることを強く期待します。
- 日本政府としても,これまで実施してきている開発支援や警察支援等を通じて,アフガニスタンの安定のために国際社会と連携しつつ,引き続き協力していきます。
[参考]:ガーニ大統領による第1回目の停戦発表(6月)
(1)6月7日,ガーニ大統領は,6月12日から同19日まで,アフガニスタン国軍・治安部隊がタリバーンとの停戦を行うことを発表。
(2)6月9日,タリバーンは公式ホームページを通じて,イードの3日間(6月15日~17日),アフガニスタン国軍・治安部隊に対する全ての攻撃を辞めるよう,タリバーン兵士に対して命令していた。これにより,アフガニスタン国軍・治安部隊とタリバーンとの間で3日間の停戦が実現した。
(3)6月16日,ガーニ大統領は,タリバーンとの停戦の延長を表明したものの,17日,タリバーンは停戦の終了を発表。