外務報道官談話

平成30年6月17日

1 6月16日(現地時間同日),アシュラフ・ガーニ・アフガニスタン・イスラム共和国大統領が,タリバーンとの停戦を延長し,タリバーンに対して和平交渉を行う用意がある旨表明したことは,アフガニスタンの和平に向けた前向きな動きであり,日本政府として歓迎し,これを支持します。

2 アフガニスタンにおける和平の実現は,地域の安定と平和のために極めて重要です。アフガニスタン政府がタリバーンとの間で恒久的な停戦を実現し,和平を実現させることで,アフガニスタン国民及び関係する全ての人々に平和がもたらされることを強く期待します。

3 日本政府としても,これまで実施してきている開発支援や警察支援等を通じて,アフガニスタンの安定のために国際社会と連携しつつ,引き続き協力していきます。

[参考]
(1)6月7日,ガーニ大統領は,アフガニスタンのウラマー(宗教指導者)会議でのファトワ(宗教令)に基づく助言を受け,ラマダン月27日(6月12日)から6月19日まで,アフガニスタン国軍・治安部隊がタリバーンとの停戦を行うことを発表。

(2)6月9日,タリバーンは公式ホームページを通じて,イードの3日間(6月15日~17日),アフガニスタン国軍・治安部隊に対する全ての攻撃を辞めるよう,タリバーン兵士に対して命令していた。


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