外務大臣談話
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のユネスコ世界遺産一覧表への記載決定について
(第42回ユネスコ世界遺産委員会における審議結果)
(外務大臣談話)
平成30年6月30日
- 本30日(現地時間同日),バーレーンのマナーマで開催されている第42回ユネスコ世界遺産委員会において,我が国政府が世界遺産に推薦していた「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が,世界遺産一覧表に記載されることが決定されたことを誠に喜ばしく思います。
- この資産は,2世紀以上にわたる禁教政策の中で,密かに信仰を伝えた人々の歴史を物語る貴重な証拠です。今般,この世界でも類を見ない歴史を物語る同資産が世界遺産に登録されたことを大いに歓迎すると同時に,今回の登録が,禁教の時代に信仰を貫き続けてきた潜伏キリシタンが築いた同資産の価値について一層広く世界に知られる契機となることを期待します。
- 今後とも,同資産を含めた日本の世界遺産について,世界中の方々に価値を御理解いただけるよう,対外発信を含め関係省庁と連携して取り組んでまいります。