スポーツ交流

令和7年10月17日
柔道着
柔道着を渡すシーン
集合写真

 令和7年7月28日、外務省は、令和6年度「スポーツ外交推進事業」として、認定特定非営利活動法人JUDOsの協力の下、公益財団法人全日本柔道連盟から提供を受けた柔道着を、在コモロ日本国大使館を通じてコモロ柔道連盟に寄贈しました。引渡し式は、コモロ国立スポーツ研究所にて実施されました。
 本事業は、日本政府のスポーツを通じた国際交流・協力の取組である「Sport for Tomorrow」の一環として、スポーツ分野における国際協力と国際交流の促進を図ることを目的として実施したものです。

コメント

ホセ・シャクリナ・ヌールディン・アブド・コモロ柔道連盟会長

 コモロ柔道連盟の会長として、柔道着を寄贈いただいたことに深い感謝と大きな誇りを感じています。この厳粛な式典に出席いただいた皆様を心より歓迎し、日本国民の皆様そして関係者の方々に、誠実な感謝の気持ちをお伝えいたします。柔道発祥国である日本から柔道着を寄贈いただくことは、我々にとって大きな名誉であり、若い選手たちに「卓越を目指す心」を呼び起こす象徴的な出来事であると感じています。柔道は単なるスポーツではなく、人生の学校であり、尊敬・勇気・忍耐・友情を教えてくれる道です。今回の寄贈は、単なる物質的な贈り物ではなく、柔道の普遍的な価値を支えるための具体的で深い支援であると受け止めています。この柔道着は、特に恵まれない若い選手たちが、より良い環境で練習し、国内外の大会、特に2027年にコモロで開催されるインド洋諸島ゲームズで、誇りをもって国を代表する力になってくれると信じています。日本の支援は、若者たちのトレーニング環境を向上させるだけでなく、夢を信じ、自分自身を乗り越え、柔道の精神とともに生きていく勇気を与えてくれています。この柔道着を誇りと敬意を持って大切に活用することを約束いたします。
 この寄贈の実現に関わってくださった日本国大使館、外務省、全日本柔道連盟、コモロ・スポーツ省、コモロオリンピック委員会(COSIC)、そして通関業者の方々に深く感謝いたします。柔道の価値を若者たちに広め、責任を持ってその精神を未来へ伝えていく決意を新たにしています。日本とコモロの友情、そして柔道の発展を心から願っています。

アンリ・モハメッド青少年・雇用・労働・スポーツ・芸術・文化省官房長

 日本に対し、厚い感謝を申し上げます。今般の柔道着の寄贈は、両国民の深い友情とコモロのスポーツ発展のための日本の支援の証です。柔道は、尊敬・規律・忍耐を体現する武道であり、若者に広めたい価値そのものです。柔道着は、単なる道具ではなく、教育・包摂・社会的結束を促す手段です。コモロ柔道連盟は、困難な状況を乗り超えて普及活動を続けており、その献身を称えたいと思います。コモロ政府としてコモロ柔道連盟を支え、国内外のパートナーと協力して、若者に希望あるスポーツ環境を提供していきます。教育・文化・スポーツ等の分野におけるコモロの発展への日本の継続的な支援に改めて感謝いたします。

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