難民

平成28年11月28日

 本28日午後4時05分から約20分間,萩生田光一内閣官房副長官は,訪日中のフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官(Mr. Filippo Grandi, United Nations High Commissioner for Refugees)による表敬を受けたところ,概要以下のとおりです。

1 萩生田副長官から,難民問題が深刻さを増す中,国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が中核機関として本件に取り組んでいることを評価するとともに,日本はG7議長国として,引き続き積極的に難民問題に取り組んでいく旨述べました。また,国連総会の際の難民サミットで表明した支援を着実に実施し,長期化する人道危機に対応するために,「人道と開発の連携」を重視し,国際協力機構(JICA)の経験や能力を積極的に活用していく旨述べました。また,国連のサミットで合意された「難民グローバル・コンパクト」の策定を支援するため,同コンパクトのパイロット・プロジェクトに4億円を支援する旨表明しました。

2 これに対し,グランディ高等弁務官から,今回の支援表明を含め,日本からのUNHCRに対する継続した拠出とともに,今年の世界人道サミットや国連総会の際の難民サミットにおける日本のリーダーシップへの謝意が述べられました。また,日本企業や国連UNHCR協会を通じた支援にも言及し,引き続き,日本との関係を強化していきたいとの言及がありました。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)概要(PDF)別ウィンドウで開く

(参考)「難民グローバル・コンパクト」
 大規模な難民危機が生じた際,国連等が効果的に対応するための指針。2018年までに策定することとされている。


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