食料安全保障
三次国連食糧農業機関(FAO)事務局長補佐による鈴木外務副大臣表敬
令和2年7月30日


7月29日、午後5時15分から約25分間、鈴木馨祐外務副大臣は、三次啓都(みつぎ・ひろと)国連食糧農業機関(FAO)事務局長補佐による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 鈴木副大臣から、新型コロナウイルス感染症の影響により、食料・栄養分野における幅広い課題が増加しており、短期的には予想される第2波における国境管理の厳格化やサプライチェーンの混乱への対応、中長期的には気候変動に伴う植生の変化の影響や水産資源等の管理、様々なルールや基準策定の重要性等を踏まえ、取組を進める必要がある旨及び、FAOの組織のより効率的な運営に期待する旨述べました。
- これに対し、三次FAO事務局長補佐から鈴木副大臣に対し、16日に開催され、同副大臣が来賓挨拶を行った「世界の食料安全保障と栄養の現状(SOFI)2020年報告」発行記念イベントへの出席に対する謝意が伝えられるとともに、FAOが食料・農業分野の専門機関としての専門性を活かしつつ、新型コロナウイルス感染症の影響を含む様々な課題に対し機動的な対応を図っていきたい、また、来年12月に予定されている東京栄養サミットや、同じく来年予定されている国連食料システムサミットに向けて、食料と栄養に関する幅広い課題に取り組む機運を高めていきたい等の発言がありました。
- 両者は、FAOにおける邦人職員の増強を含む日・FAO関係の更なる強化に向けて協力していくことを確認しました。