「学生と語る」
令和7年度「学生と語る 私の提言」
開催報告2 分科会
分科会
オンライン開催を含む5つのテーマ別の分科会では、各テーマについて現役の外務省員による講義、少人数でのグループワーク(グループ毎のディスカッション及び各グループ代表による発表)、学生と講師との間で質疑応答を行いました。分科会のテーマは、午後に行われた「次世代プレゼン・サミット」のテーマ「『次世代×日本外交』を考える 私が推す10年後の未来に向けて」と連動させ、日本の将来を担う次世代が果たすべき役割や取り組みたいこと等をディスカッション・テーマに含めながら議論を行いました。
テーマ:FOIP提唱から10年:これまでとこれから
講師:西尾 梨奈 総合外交政策局 総務課 課長補佐
西尾課長補佐から、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の紹介や現在の国際情勢について講義を行い、その後、今後10年を見据え、FOIPを具体的にどのように進めていくべきかについて議論するグループワークを行いました。
参加学生からは、「FOIPについての関心が深まると同時に、今後の動向についても見てみようと強く感じた」、「FOIPの捉え方が自分の中で変わった」等の声がありました。
分科会(FOIP)の様子
テーマ:日本の国連加盟70周年と国連外交
講師:大山 惟安 総合外交政策局 国連課 事務官
大山事務官から、本2026年、日本が国連加盟70周年の節目を迎える中で、外交における国連・国際機関の重要性や国連改革の取組について講義を行いました。その後、日本を取り巻く安全保障や国際情勢を踏まえつつ、国連との向き合い方や日本が果たすべき役割、また、それを進めるために日本国内でどのように理解を得ていくのか、という次世代の役割について議論するグループワークを行いました。
参加学生からは、「国連外交の意義についてよく理解できた」、「国連の現状を踏まえて、日本がどのように行動していくべきか理解した上で、ディスカッションできたので良かった」等の声がありました。
分科会(国連外交)の様子
テーマ:経済安全保障と外交
講師:輿石 玄樹 経済局 経済安全保障課 課長補佐
輿石課長補佐から、経済安全保障政策及び同分野の外交政策について講義を行った後、経済安全保障強化の重要性がますます高まる中、我が国の経済安全保障強化に向けてどのような外交政策を推進していくべきかをテーマにグループワークを行いました。
参加学生からは「外務省職員の方の実務経験に基づいた講義と他の学生たちの鋭い意見が非常に勉強になった」、「現場感に即した有意義な議論ができた」等の声がありました。
分科会(経済安全保障)の様子
テーマ:日本外交における文化の力
講師:村上 友彦 大臣官房 文化交流・海外広報課 上級課長補佐
村上上級課長補佐から、伝統的な政府間外交と比較し、一般国民へ直接アプローチが可能な広報文化外交の意義等に関する講義に加え、在外公館の活動やジャパンハウス、国際交流基金等が行う文化事業について紹介がありました。その後のグループワークでは、海外の日本ファン・親日家・知日家の育成や、日本のブランド力向上、日本語教育の普及等のための効果的な発信について話し合われました。参加学生からは「文化は政治、経済以外にも使える外交手段だと聞いて文化外交の意義を感じた」、「広報文化外交の色々な面について学ぶことができた」、「文化に対して新たな視点も生まれた」等の声がありました。
分科会(文化外交)の様子
テーマ:外務省職員と考える日本各地の魅力とは 外交の現場から
講師:山本 朋幸 大臣官房 戦略発信推進室 室長、大澤 暁 大臣官房 国内広報室 首席事務官
オンラインで開催した本分科会では、山本室長と大澤首席事務官から、「日本の地域の魅力を活用した外交」の重要性について講義を行いました。その後、明治維新以降の日本の地方の魅力を活用した外交の例も参考にしつつ、外国の政府高官が日本の地方を訪問すると仮定し、地方の魅力を通じて日本のメッセージを伝えることができる訪日日程案を作成するグループワークを行いました。
参加学生からは「様々な工夫や段取りのもとに外交プランが組まれていることが分かり、とても興味深く感じた」、「相手の関心やメッセージ等様々なものを考慮しながら協力して一つの日程の完成を目指すという過程はとても楽しかった」等の声があがりました。
分科会(日本各地の魅力と外交)の様子
5つの分科会、及び長崎大学(地方開催)での議論結果の報告発表
午後の「次世代プレゼン・サミット」に先立ち、午前中に行った5つの分科会での議論結果を各代表学生が報告を行いました。その後、事前の審査で勝ち上がったファイナリスト6名が「『次世代×日本外交』を考える 私が推す10年後の未来に向けて」をテーマにプレゼンテーションを行いました。
また、昨年12月に長崎大学で「『核兵器のない世界』に向けた日本外交」をテーマに開催した「学生と語る」における議論について、同イベントに参加した長崎大学の代表学生が報告を行いました。
長崎で開催された「学生と語る」の議論結果を報告する濱田さん

