アメリカ合衆国
レイモンド米宇宙軍作戦部長による安倍総理大臣表敬

(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
8月27日午前11時30分頃から約20分間、安倍晋三内閣総理大臣は、訪日中のジョン・レイモンド米宇宙軍作戦部長(宇宙軍大将)(General John W. RAYMOND, Chief of Space Operations, the U.S. Space Force)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです(日本側から西村明宏内閣官房副長官他、米国側からスコット・ペース米国家宇宙会議事務局長(Dr. Scott Pace, Executive Secretary, National Space Council)及びマーク・ヴァンドロフNSC国防政策・戦略担当上級部長(Mr. Mark Vandroff, Senior Director, Defense Policy and Strategy, National Security Council)他が同席。)。
1 安倍総理大臣から、レイモンド作戦部長の訪日を歓迎するとともに、コロナ禍で国際社会において先行きの不透明感が広がる中、日米同盟の重要性は一層高まっており、日米同盟の抑止力・対処力の強化に向け、宇宙分野を始め、連携と協力を深めたい旨述べました。
2 これに対し、レイモンド作戦部長から、宇宙をめぐる状況が厳しさを増す中で、宇宙分野での様々な協力が必要となってきている、そうした中で米国としては、日本を最も重要なパートナーだと考えており、今後更に具体的な協力を進めていきたい旨述べました。
3 その上で、双方は、日米間の宇宙協力が着実に進展していることを評価した上で、日本の準天頂衛星への米国の宇宙状況監視(SSA)ペイロードの搭載、宇宙部隊間の連携強化、米国提案によるアルテミス計画等に関し意見交換を行い、具体的な協力を着実に進めていくことで一致しました。
4 なお、安倍総理大臣から、東日本大震災に際しての米軍による救援・支援活動に感謝する旨述べたのに対し、レイモンド作戦部長から、トモダチ作戦に従事したのは忘れることのできない経験であり、日米同盟の力強さを強く認識した旨述べました。