アメリカ合衆国

平成27年4月8日

 本8日午後3時から約20分間,菅義偉内閣官房長官は,訪日中のアシュトン・カーター米国防長官(The Honorable Ashton Carter, Secretary of Defense of the United States of America)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,菅官房長官から,カーター長官の国防長官としての初の訪日を歓迎する旨述べました。

2 また,菅官房長官から,アジア太平洋地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中,安倍政権は国際協調主義に基づく「積極的平和主義」を推進し,安保法制整備を始め,我が国防衛力の強化に努めてきている,日米同盟の重要性も一層増大しており,日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の見直し等を通じ,同盟の強化に取り組んでいきたい旨述べました。カーター長官からは,日米同盟の重要性につき賛意が示されるとともに,安保法制整備を含め,国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の下での日本の取組を改めて支持・歓迎する旨発言がありました。

3 さらに,菅官房長官から,普天間飛行場の移設や在沖縄海兵隊のグアム移転を始めとする在日米軍再編について,強い決意で着実に進めていく旨述べました。また,菅官房長官から,先般の沖縄訪問に触れつつ,沖縄の負担軽減は引き続き日本政府の優先課題であり,西普天間住宅地区の返還に対する米側の協力に感謝したい,引き続き統合計画に基づく土地の返還等を迅速に進めていきたいと考えている旨述べ,米側の協力を要請しました。これに対し,カーター長官から,沖縄の負担軽減について引き続き支持・協力していく旨発言がありました。また,菅官房長官とカーター長官の間で,日米地位協定の環境補足協定の早期署名に向けて協力していくことで一致しました。


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