アメリカ合衆国
日米首脳電話会談
平成30年2月2日
2月2日,安倍晋三内閣総理大臣は,午後10時過ぎから約1時間,ドナルド・トランプ米国大統領(The Honorable Donald Trump, President of the United States of America)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 両首脳は,来週に予定されているペンス副大統領の訪日と,平昌オリンピック開会に先立ち,北朝鮮や日米韓協力について意見交換を行いました。
2 冒頭,安倍総理から,沖縄で米軍機によるトラブルが連続して起きていることを踏まえ,米軍機の厳格な安全確保を強く要請しました。続いて,トランプ大統領による一般教書演説において,北朝鮮に関して強いメッセージが出されたことを評価する旨述べました。
これに対し,トランプ大統領から,米軍機の安全確保に関する,安倍総理の説明を多としつつ,関係者に協議させようとの発言がありました。
3 引き続き,両者は,北朝鮮について議論し,北朝鮮の「微笑外交」に目を奪われず,圧力を最大限強化していくことで一致しました。
4 また,安倍総理から,諸般の事情が許せば,平昌オリンピックの開会式に出席したいと考えている旨を述べるとともに,慰安婦問題に関する我が国の考え方を説明しました。また,平昌オリンピック開会式出席のため訪韓する機会も生かしつつ,日米で連携して,韓国と共に,北朝鮮への圧力強化に取り組むことで一致しました。
5 また,今後とも日米間で経済分野について議論していくとの認識を共有しました。
6 更に両首脳は,ペンス副大統領の訪日を機に,改めて日米同盟の強固な絆を示していくことで一致しました。