アメリカ合衆国

平成28年10月18日

 本18日午後5時35分頃から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のデビッド・ハリス米国ユダヤ人協会理事長(Mr. David Harris, Chief Executive Officer, American Jewish Committee (AJC))の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです(先方同席者:シーラ・ローエンバーグAJCアジア太平洋研究所所長ほか,日本側同席者:長谷川榮一内閣総理大臣補佐官,兼原信克内閣官房副長官補,佐藤英夫外務省参与,森健良外務省北米局長ほか)。

1 冒頭,安倍総理大臣から,3年続けての訪日を歓迎するとともに,日本とAJCとの協力関係が順調に発展してきていることをうれしく思う,この協力関係の深化は日米同盟の絆を更に強める上で重要である,今後とも関係を継続し,更に強化していきたい旨述べました。

2 これに対し,ハリス理事長から,これまでの日本政府によるAJCへの協力に心から感謝する,テロ対策や中東和平への貢献を含め,日本は米国のパートナーとして国際社会において非常に重要な役割を果たしている,AJCとしても,太平洋をまたぐ日米の同盟関係を重視しており,この同盟は日米双方の外交政策の基軸であると確信している旨述べました。また,同理事長から,日本政府がTPPの早期発効に向けた手続を進めていることは,米国内のTPPに関する議論を後押しするものであり,歓迎する旨の発言がありました。

3 さらに,中東情勢を含む地域情勢についても話が及び,ハリス理事長から,地域と世界の平和と繁栄に対する日本の貢献を評価する,AJCとしても協力を続けていきたい旨の発言がありました。

4 両者は,日本とAJCの協力関係を更に深化させるため,今後とも努力を続けていくことで一致しました。

(参考)米国ユダヤ人協会
 1906年に創設。米国内外に支部を有し,世界のユダヤ人とイスラエルの福祉を向上させ,米国と世界における人権と民主的価値を推進することを使命として活動している。


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