アメリカ合衆国

平成28年9月9日

 本9日(金曜日)午後1時38分頃から約10分間,安倍晋三内閣総理大臣は,バラック・オバマ米国大統領(Barack Obama, President of the United States of America)との間で電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 安倍総理から,これまでになく短期間に立て続けに核実験を強行した北朝鮮の挑発行動や核・ミサイル開発の進展は,日本の安全への直接的かつ重大な脅威であるとともに,地域及び国際社会の平和と安全を著しく損なうもので,断じて容認できない,北朝鮮の核実験は,累次の安保理決議及び六者会合共同声明の度重なる明白な違反であり,また,NPTを中心とする国際的な軍縮・不拡散体制及び国際社会に対する真っ向からの重大な挑戦である,国際社会が北朝鮮の行動を断固非難し,具体的な措置を通じ,これ以上いかなる挑発行動も容認しないとの強いメッセージを送ることが必要であり,国連安保理における緊急会合を速やかに開催するとともに,更なる挑発行動を防ぐためにも,国際社会の断固たる対応が不可欠であり,引き続き,安保理を含め,日米及び日米韓で緊密に連携していきたい旨述べました。

2 これに対し,オバマ大統領から,安倍総理の発言に完全に同意する,安保理を含め,日米で緊密に連携して韓国とも協力をしていきたい,日米同盟は盤石であり,拡大抑止を含め米国の日本の安全保障に対するコミットメントはゆるぎないことを総理及び日本の皆さんに伝えたい旨述べました。

3 両首脳は,両国政府間で力強い対応を行うべく,具体的な協議を行うよう指示することで一致しました。


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