アメリカ合衆国

平成26年10月15日

 本15日午前10時から約25分間,安倍晋三内閣総理大臣は,バラック・オバマ米大統領と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです(加藤勝信内閣官房副長官,世耕弘成内閣官房副長官,谷内正太郎国家安全保障局長,齋木昭隆外務事務次官他同席)。

1 両者は,エボラ出血熱の流行は国際社会の平和と安全に対する脅威であり,国際社会が一致して取り組むべき課題であることを確認しました。安倍総理より,この問題に対するこれまでの日本の支援を説明した上で,現地の人々の目に見える形で支援を継ぎ目なく行うべく,あらゆる支援策を加速化させていくとの考えを説明しました。これに対しオバマ大統領より,日本の支援に対する謝意が表明され,両者は,今後も日米で緊密に連携してこの問題に対応していくことで一致しました。

2 TPPに関し,両者は,早期妥結の目標を確認し,交渉の現状に関する認識を共有し,TPP交渉の早期妥結に向け引き続き連携していくことで一致しました。

3 両者は,先般の日米防衛協力のための指針(ガイドライン)見直しに関する中間報告の公表を歓迎しました。安倍総理からは,ガイドライン見直しについて,引き続き国内外に丁寧に説明し,理解促進に努めていくことが重要である旨述べました。

4 この他,両者は,東アジア地域情勢についても意見交換を行いました。


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